毎年3月初旬から中旬の2週間で苗木の移植をしています。移植はこれから大きく成長する木が枝葉をいっぱいに広げ、元気に成長するために必要な作業です。今年は柚子や伊予柑、レモンなどを130本ほど移植しました。移植はタイミングがとても重要です。気温が低いと苗木は根づくことなくしおれてしまいます。とはいえ、気温が上がれば根の活動が始まります。移植の時に根を傷つけたりすると、苗木は成長できなくなってしまうのです。
今回の移植は農業大学校の学生さんと一緒に。学生さんにとっては今年2回目の体験学習です。土を掘って根を掘り出し、苗木をそっと別の圃場に植え付ける。位置と向きを整え、土を被せ、根元を守る土台をつくり、水をまく。みんなで声をかけあいながら進める移植。山神果樹薬草園の春の一大イベントです。
4年前に植え付けた柚子の苗木は大きく成長しました。ぜひSTORYをご覧ください。