徳島農業大学校の必修である「農業・6次産業体験学習」のため、学生さんが来てくれました。全4回の体験学習は今回で最後、果樹の下草刈りを一緒にしました。
下草が繁茂し過ぎるとカミキリムシによる害が激増します。また、肥料をまいても果樹まで届かず、下草が吸収し、美味しい果実が実りません。今回は、誘引線を断ち切らないように手鎌を持ち、根元のあたりの草を特に丁寧に刈りました。手鎌を使うと、作業を自分のペースで進めることもできます。強い日差しの下での作業でしたが、集中力を切らさず丁寧に取り組んでくれたおかげで、予定していた区画、すべての下草刈りを無事に終わらせることができました。
4回のなかでは食品製造も体験してもらいましたが、そのことを「貴重な経験ができました」と聞かせてくれた学生さん。毎年のことですが、充実した学習の場になれたうれしさと、せっかく親しくなった頃に体験学習が終わってしまうことのさびしさ。両方を思った1日でした。